まだ見ぬ君に 61.12.08

気付きのカケラ、と健忘録

カケラ

旅と車、車と旅

旅に出たいと思い立ち、時間的制約がないのが車の良さだと思う。電車だと時刻表を調べて予約もあるし、バイクは天気の具合と持ち物を先ず思案してしまう。車はその辺にあるものを適当にバックパックかスーツケースに詰め込んで、車に放り込めばいい。行き先…

星空

75年前を過去という、ならば40年前はどうだろう97年前なら違うというのか見知らぬ国の関わらない戦いは、昨日をもう過去と呼ぶ 経験した昔と、知らない昔が、同じ時を隔て変質していく心に彫り込まれた昔だけが、変化し続けて今を生きている関わらない過去は…

行きたい場所へ

距離や時間をかけても辿り着けないのにそれでも遠く離れるほど、近づける気がしてしまうここではないどこかへと、思う希望が夢に変わる潮の香り、森の静けさ、闇夜の騒がしさに委ねれば忘れるはずもない 大切な何かを忘れたままで、何処に向かう誰かの大切な…

絶望と喪失

絶望と絶望的ではニュアンスがかなり違う。「的」の一字に灯る希望が0ではないと支えてくれる。対する喪失は希望なく、ただただ受入よと迫るばかり。今までの当たり前がどれほど手を伸ばそうと、思おうとそこに存在しない。恐怖より先の戸惑い。昨日両方を味…

蛍火

コロナや豪雨災害で気持ちがささくれたままなのか、蛍火を見ない夏が来る。 多くの方々が苦労して努力して、見られるのが蛍だと思う。なかには営利目的もあるけれど、それでも大変な労力がかかる。短い寿命と過去の思い出からか蛍火はどこか淋しい。 田舎や…

そよぎ続ける風

野山を旅すると、遠くから葉擦れの音が近づき次第にボリュームを上げ、一瞬の間に体をすり抜ける風を感じたりします。竹林や針葉樹などで感じ方は様々ですが、それぞれ面白い。草っ原で横になれば頬や伸ばした手の甲に、さらに届かないところで違う風が流れ…