まだ見ぬ君に 61.12.08

気付きのカケラ、と健忘録

ピカード シーズン2

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アマゾンCEOのベゾス氏が筋金入りのトレッキースタートレックピカード信奉者なのは有名な話。検索すると面白い話題に事欠かない。アレクサの代わりにコンピューターと呼び掛けられるのもその一つ。それだけでsiriから鞍替えしたくなりそう。そんなわけで余程のことがない限りシーズンは続くと勝手に信じている。でもコロナ…。撮影は進まず2021春公開予定のシーズン2はどうなるだろう。

国内で多くのドラマやアニメの公開が変更になり、漫画もアナログからデジタルに移行するきっかけにもなっている。それでもパトリックは80歳だし、楽しみと心配が交互にやってくる。今はシンプルに、みんな元気でいて欲しい。それだけだなぁ。

 

シーズン1最終回の話を少し。

超複合量子シミュレーションの中に存在するデータにピカードは「君が死んで何より悔やんだことは……言いそびれたことだ」と伝える。データは「”愛していると”と?」と尋ね、ピカードが頷く…。映画ネメシスから続く突然の別れからの後悔が救われた。長く観続けてきた私達の多くも救われたシーンだったと思う。それ以外にも一度離れてしまった友人と確かな信頼を取り戻し、言えなかった「愛している」「私も」など、喪失と再生を強く感じたシーズンだった。
伝えるべき時に伝えないと機会は永遠に失われてしまう。だから勇気を持って伝える。

 

自らの死を受け入れる。
アンドロイドとして永遠に生き続ける可能性を持ちながら、人間に憧れ、強い好奇心を持ち続けたデータ。人間になりたいと願い続けていた彼が死生観を話す。
“短くても生きたい。命には限りがあるから、運命が人の命に意味を与える。
平和や愛、それに友情が貴重なのは限りあるものだと知っているから。
永遠ではない。永遠に生きる蝶は本物の蝶とは言えない”と。
エンディングはネメシスのオープニングに帰り、「ブルースカイ」が流れる中、静かに確かに終わる。 

 

少し前に記事を探しましたが、パトリックは現在、自伝を書いているそうです。読んでみたい。が、原書では厳しい。

https://www.excite.co.jp/news/article/Dramanavi_048159/