まだ見ぬ君に 61.12.08

気付きのカケラ、と健忘録

見方変われば違う人

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・先頭に立ち、自分の不利益を顧みず、リスクを恐れないで物事を進める。

・合意形成前に自らの価値観で、想定が甘いまま仕事を進める。

上の評価は、一人を二人の評価者がそれぞれ評価した結果だ。可能性として以下のような問題が起こり得る。評価内容が強みと、裏返しの弱みになる。多面評価を行うと特徴の無い人物評価になる。結果的に、フィードバックは曖昧模糊でまとを得ない。これは価値基準の曖昧さや、部門間で異なる価値判断を行っていると生じやすく、多面評価などの手法が問題ではない。

 「リスクを恐れずと、想定が甘い」勿論、被考課者と考課者の知識の差は影響する。しかし、それ以上に、求める完璧さの程度、部署毎の文化、意思決定時の認識範囲などが関わり、評価を歪めやすい。解決には、運用者が適切に適応できる明確な基準が必要になる。実現不可能な厳格な基準を設けても、お題目でしかない。誰もが理解できるとは、自らの部下と上司に問われたときに説明できる内容が、望ましい基準になる。